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勉強法公開日

全商検定は何から受ける?おすすめの順番と3年間の合格ロードマップ

全商検定は種類が多く、どれから受ければいいか迷いますよね。簿記・電卓・情報処理・英語など、つながりのある検定から順番に受けるコツと、1年生から卒業までの合格ロードマップを紹介します。

商業高校に入ると、簿記、電卓、情報処理、英語……と、受けられる全商検定がたくさんあります。「どれから受ければいいの?」「全部とらないといけないの?」と迷っている人も多いのではないでしょうか。

実は、全商検定には受ける順番のコツがあります。つながりのある検定から順番に受けると、前の検定で身につけた力が次の検定でそのまま使えるので、同じ勉強時間でも合格しやすくなります。

この記事では、おすすめの順番と、1年生から卒業までの合格ロードマップを紹介します。

結論:「つながっている検定」から順番に受けよう

おすすめの順番は、次のとおりです。

  1. 1電卓実務検定・簿記実務検定
  2. 2情報処理検定・ビジネス文書実務検定
  3. 3英語検定・商業経済検定で、1級の数を増やす
  4. 43年生で「1級3種目以上」や、その先の資格に挑戦する

ただし、学校によっては、学年ごとに受ける検定がすでに決まっていることもあります。その場合は学校の予定を優先して、この記事は「自分で追加で受けるならどれか」を考えるときの参考にしてください。

まず知っておきたい、全商検定の3つのポイント

1. 検定の内容は、授業とつながっている

全商検定は、商業高校の授業で習う内容がそのまま出題されます。授業で習ったタイミングで受けると、復習がそのまま検定対策になるので効率がいいです。

2. 3級 → 2級 → 1級の順にステップアップ

どの検定も、いきなり1級を目指すより、3級・2級で基礎を固めてから1級に進むほうが近道です。特に簿記は、3級の仕訳があいまいなまま進むと、2級・1級で必ずつまずきます。

3. 1級を3種目以上とると、卒業時に表彰される

全国商業高等学校協会では、全商検定の1級に3種目以上合格した高校生を、卒業のときに表彰しています。がんばった証になるだけでなく、進学や就職のときに「在学中に努力し続けた」ことを伝える材料にもなります。

どの検定を何種目と数えるかは、学校の先生に確認しておくと安心です。

おすすめの順番と、その理由

ステップ1:電卓実務検定と簿記実務検定(1年生)

最初におすすめなのが、電卓実務検定と簿記実務検定です。

電卓を速く正確に打てるようになると、簿記の計算問題で時間が足りなくなることが減ります。電卓で身につけた力が、そのまま簿記の得点につながるので、この2つはセットで進めるのがおすすめです。

簿記は、多くの商業高校で最初に習う科目で、全商検定の中心になる検定です。「なぜその仕訳になるのか」を理解しながら進めると、2級・1級に上がったときにも崩れにくくなります。

ステップ2:情報処理検定とビジネス文書実務検定(1〜2年生)

次は、パソコンを使う検定です。

どれも就職してから毎日のように使う力です。特に表計算は、簿記の考え方とも相性がいいので、簿記の次に取り組むと理解しやすくなります。

ステップ3:英語検定と商業経済検定で、1級の数を増やす(2年生)

英語検定や商業経済検定は、ほかの検定と勉強の中身が重なりにくいぶん、コツコツ進めた分だけ結果につながりやすい検定です。

「簿記と情報処理で1級がとれたから、あと1つ1級がほしい」というときの、3種目めの候補にもなります。英語は、単語と長文を毎日少しずつ続けることが合格への近道です。

なお、全商英検と、一般によく知られている英検(実用英語技能検定)は別の検定です。違いは全商英検と英検の違いを解説した記事でまとめています。

ステップ4:3年生は「1級3種目以上」と、その先の資格へ

3年生になったら、まずは1級を3種目以上そろえることを目標にしましょう。すでに達成している人は、次のような「その先」の資格にも挑戦できます。

  • 財務諸表分析検定:簿記で「作る側」だった決算書を、「読む側」として分析する検定です
  • 日商簿記検定:全商の簿記で学んだ内容が重なるので挑戦しやすく、2級では工業簿記も出題されます

3年間の合格ロードマップ(例)

学校の予定や得意・不得意によって変わりますが、たとえば次のような進め方があります。

  • 1年生:電卓実務検定と簿記実務検定の3級・2級。まずは「検定に合格する」経験を積む
  • 2年生:簿記実務検定1級に挑戦しながら、情報処理検定・ビジネス文書実務検定・英語検定で2級・1級を目指す
  • 3年生:1級を3種目以上そろえる。余裕があれば、財務諸表分析検定や日商簿記検定にも挑戦する

順番を決めるときの3つのコツ

1. 検定日から逆算して、同じ時期に受ける数を増やしすぎない

検定日が近い時期に何種目も重なると、どれも中途半端になりがちです。検定日から逆算して、「今回はこの検定に集中する」と決めておきましょう。各検定の実施時期は、対応検定一覧からまとめて確認できます。

2. 苦手な検定を、後回しにしすぎない

苦手な検定ほど、3年生の直前にまとめて対策しようとすると苦しくなります。1年生・2年生のうちに3級・2級だけでもとっておくと、3年生で1級を目指すときの負担がぐっと軽くなります。

3. 「なぜ落ちたか」を毎回ふり返る

不合格だったときは、点数だけでなく「どの問題で、なぜ間違えたか」を書き出しておきましょう。次の検定までに直すべきところがはっきりすると、同じ失点をくり返さなくなります。

推薦入試・就職で、検定を活かすには

全商検定の1級は、進学や就職のときにアピールできる実績になります。大学や短期大学の推薦入試・総合型選抜では、学校によって、全商検定の取得を出願の条件にしていたり、評価の材料にしていたりすることがあります。

志望校が決まっていなくても、次の2つを意識しておくと、選べる進路が広がります。

  • 行きたい学校の募集要項で、どの検定の何級が求められているかを早めに確認する
  • 3年生の夏までに、アピールしたい検定の結果をそろえておく

就職でも、検定は履歴書の資格欄に書ける、目に見える実績です。特に簿記と情報処理は、事務の仕事でそのまま役立ちます。

迷ったら、ひとりで決めなくて大丈夫

「自分はどの順番で受ければいい?」「次の検定まで、あと何をやればいい?」は、学年や得意・不得意によって答えが変わります。

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